2016年7月29日金曜日

中国の臓器狩り

みなさん、こんばんわ!ご機嫌よろしゅうございます。

とても怖い内容ですが...やはり隣の国の実態は多くの方に知っていただきたいですね。
さすがに金儲けなどの目的でつながっている人間以外で、未だに純粋に危機感のない人はいないとは思いますが...。



【中国】誰の臓器が取られたか?―いまだ続く中国の臓器狩り、世界に闇広げる



【TOCANA初出】(2014年7月)

6月2日~6日にかけて、大阪、名古屋、神奈川、東京、埼玉の各地でカナダの人権弁護士デービッド・マタス氏が講演会を行った。そのテーマは「中国臓器狩り問題」。
 かつては都市伝説のようにさえ語られていた中国で起こっているとされる死刑囚の臓器を使った移植医療。だが、国連人権委員会、アメリカ議会、欧州議会などをはじめ、あまりにも多くの国際的な非難に耐えかね、2005年、中国は公式に死刑囚からの臓器摘出を認めた。
しかし、中国が抱える本当の闇はさらに深く大きな広がりを見せている。
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画像は、『中国臓器狩り』(アスペクト)より
 マタス氏は2006年からこの問題を中立的な立場から根気強い調査を続けており、報告書を公開するとともに日本でも昨年12月『中国臓器狩り』(アスペクト)を上梓した。
 本書から引用し、ことの次第を簡潔に説明する。
「中国はまず、死刑囚の臓器を使って臓器の販売を始めた。しかし、世界的に臓器の需要は大きく、また病院にはお金が必要だったために、死刑囚の臓器だけでは供給が追いつかなかった。そしてそこに、法輪功の学習者が登場する。彼らは迫害され、人間性を奪われていた。人数も膨大で、身元不明という無防備な立場にあった。これらの要素が組み合わさり、法輪功学習者が、臓器のために殺された。摘出された臓器は外国人に売られ、中国にとっては数十億ドル規模のビジネスになった」(p.112『中国臓器狩り』)
 法輪功とは、中国政府がカルト集団として執拗に迫害を加える団体である。
 講演の後の記者会見では、マタス氏はこの事態が未だに現在進行形であること。かつては外国人を対象にしていた移植手術が国内の富裕層へとシフトしているため、さらに巧妙になっていること。あるいは世界規模で展開される法輪功に対するネガティブキャンペーンの現実などを語った。

●臓器狩りに協力して利益を得ている海外の医師がいる

 中国は現在アメリカに次ぐ世界第2位の移植大国。公式に発表された数字だけでも2005年には約2万件の手術が行われている。しかも驚異的に待機期間が短い。ドナーのはっきりしている数字より移植件数がはるかに多く、毎年の死刑囚の統計からしても、どこかに大量にストックされたドナー候補がいて、即座に摘出ができる状態があるとしか考えられないそれが主に法輪功学習者を中心とした囚人で、生きたまま強制的に臓器摘出が行われていると推測されている。
 マタス氏はかつての報告書で「2000年から2008年までに囚人6万5千人が臓器移植のため生体のまま臓器を収奪され殺害された」、「臓器狩り対象は主に、共産党に違法とされ、監禁された法輪功学習者ら約120万人である」などとしている。今回の講演でも、現在進行形の「ホロコースト」(大量虐殺)であると断じた。
 さらに、日本人医師がこうした移植にかかわっている可能性に対し、「中国に協力し、大きな利益を上げている外国人医師は知っている」と明確な発言は避けたものの、海外の医師は、臓器狩りに関わっている中国の医師と、どんな種類の医療協力、共同研究であれ、接点を持つべきではないとした。
 欧州議会は昨年12月12日、中国で起きる強制的な人体臓器の奪取(臓器狩り問題)について、即刻止めるよう中国政府に求める決議を可決した。中国当局は2015年までに死刑囚からの臓器移植を段階的に中止するとの発表も行っている。一方、この臓器を移植された日本人が少なくないにもかかわらず、日本政府は、全く何のアクションも起こしていない。
(文=チーム・ヘルスプレス)

抗生物質の必要性

みなさん、こんにちは!ご機嫌よろしゅうございます。

この記事は2年前、それもインドのことが中心に書かれてあるので危機意識は薄いかもしれませんが、日本も決して対岸の火事ではありません。
記事ラストにも書いてありますが、日本の場合には風邪で抗生物質が出されるケースが未だに多くあります。
もっとも私に言わせれば風邪で薬を飲むこと自体ナンセンスですが、それは置いておいて...風邪のウイルスに効くわけでもない、他の感染症予防にもならないものを「何のために」飲まなければならないのか?

患者側、私たち国民一人一人がきちんと考え、「抗生物質が必要か否か」をしっかり判断していかなければなりません。
自分の身は自分で守る、こういった意識をきちんと持つようにしていきましょう!




どんな薬も効かない「スーパー耐性菌」が爆発的増加
原因はインドでの抗生物質の乱用?



【ビジネスジャーナル初出】(2014年10月)
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多用することで、抗生物質の有効性がなくなりつつある
 病院で医師が処方してくれる抗生物質。下痢や発熱、炎症などさまざまな症状で使われ、一度もお世話になったことがない人はほぼいないだろう。
世界初の抗生物質「ペニシリン」が発明されたのは1928年。感染症で亡くなる人は激減し、人類を救った抗生物質は「20世紀最大の発明の一つ」と称される。
 しかし近年、抗生物質が効きにくい「耐性菌」が増え続け、それに対する危機意識が世界的に高まっている。耐性菌が増える主な原因は、抗生物質の使い過ぎだ。
アメリカのプリンストン大学が7月に発表した研究「抗生物質消費の世界的傾向」によれば、世界の抗生物質の使用量は2000年からの10年間で36%増えている。そして世界最大の消費国は62%増のインドだ。
 インドの製薬業界は、124億ドル(約1.3兆円)規模で世界の抗生物質の約3分の1を製造しているという。人々は抗生物質を多用しているため、多くの細菌が抗生物質に対する免疫を獲得し、最終手段の強力な抗生物質さえも有効でなくなりつつある。治療のために薬剤を開発することで、多くの疾病の治療がより困難になるという本末転倒が起きているのだ。

●インドで量産されるスーパー耐性菌

 インド人の抗生物質信仰は強く、安静にしているだけで治るような軽い病気でも、すぐに治そうと抗生物質を常用する人々が中間所得層に増えている。患者からプレッシャーを受けた医師は、抗生物質が効かない病気にも処方してしまうケースが少なくない。
 医師の処方箋がなくても、街の薬局で強力な抗生物質が購入できてしまう状況も問題だ。インド政府は昨年、46種類の強力な抗生物質について処方箋なしでの販売を禁止したが、それでも実態としては依然販売は続けられている。
 人口12億人のインドで、このように手軽に抗生物質が入手できる事実が、耐性菌を爆発的に増やし、地球規模の問題をもたらしていると専門家は指摘する。10年、ニューデリーで最も強力な抗生物質でも効かない新型のスーパー耐性菌「NDM-1(ニューデリー・メタロベータラクタマーゼ1)」が発見されたときには、世界中に戦慄が走った。
 インド政府は抗生物質の製造・販売をチェックし、処方箋の記録を付け、ガイドラインを出すなどの対策を取っているものの、人々の意識が変わるまでは時間がかかりそうだ。

●抗生物質が無効になる日が来る?

 耐性菌の拡大は世界保健機関(WHO)が「ポスト抗生物質時代」と名付けるほど危機的状況になりつつあり、「連鎖球菌による咽頭炎や子どもの膝の傷のような、一般的な症状が再び致命傷となる可能性がある」と警鐘を鳴らす。欧州では現時点で、存在する耐性菌への感染によってすでに年間2万5000人以上が死亡しているという。
 ただ抗生物質の過剰使用は世界的な問題で、インドに限ったことではない。例えば、風邪で医療機関を受診すると、症状を抑える薬とともに抗生物質が出されることが多いが、これは日本特有の現象だ。風邪のウィルスには効かないが、他の細菌が入る重複感染を防ぐため「念のために」抗生物質も処方するのだ。しかし抗生物質を使っても経過は変わらず、二次感染の予防にもならないことは、日本呼吸器学会がガイドラインで明言している。
 今後、患者側も抗生物質に関する知識を持ち、頼りすぎないようにするべきだろう。日本を耐性菌の温床にしないためにも、疑問に思ったときは「どうして抗生物質が必要なのか」を医師に聞く勇気を持つことが大切だ。
(文=チーム・ヘルスプレス)

2016年7月21日木曜日

薬のネット通販

みなさん、こんにちは!ご機嫌よろしゅうございます。

しばらく前に、国民から選ばれた国会議員でもないどこぞの“民間議員”とやらが薬のネット販売を推進したおかげで、簡単に手に入るようになりました。
でも、その裏ではこういったことはますます増えていくんでしょうね。

医者に相談もせずに安易に市販薬に頼ることの怖さを、もっと多くの国民は気付くべきですね。
とは言っても、じゃあ医師に相談して処方箋を出してもらえば安全かと言えば、それはもちろんNOです。
本文中の最後に、「医師に処方してもらった薬以外はすべてリスクがあります」とありますが、この書き方ではいかにも医師に処方してもらった薬ならば安全、といった印象を受けます。
でも、実際はどうですか?そんなことはないですよね?

日本人は薬...ひいては医療との付き合い方をもう少し考えるべきではないでしょうか?



ネット通販で入手できるED治療薬の半分以上がニセモノ 男性を襲ったなぞの痛みとは?




【ビジネスジャーナル初出】(2014年9月)
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話題となったバイアグラ拡販用うちわ(「Wikipedia」より)
 下半身に元気がないが、何とか性行為を完遂したい。中高年にとってインポテンスは切実な問題。ED(勃起障害・勃起不全)治療薬という切り札があるのは心強いが、巷には依然として大量のニセ薬が出回っているのが実状だ。
「偽物でも効果があれば構わないではないか」などと安易に考えて飛びつくと、場合によっては恐ろしい事態が待っている。
 
 都内に住む40代の会社員Aさんは、数年前の「出来心」をひどく後悔している。
「久しぶりに性行為ができそうな機会があったので、バイアグラか何かを用意しようと思いました。失敗したくないですからね。とはいえ、わざわざ病院に行くようなことでもないので、いろいろ調べた挙げ句レビトラを購入したのです。確か3錠で5000円だったかな。もちろん正規品だなんて期待はしていませんでした」
 
 Aさんは行為前、1錠を半分ほどかじって舌下から吸収。ほどなくして血流がよくなるのを感じ、無事に性行為を終えた。だが、その後に異変が襲った。
「ベッドでまどろんでいたら、胸を圧迫されるような感じがしたんです。副作用だろうな、と気にしなかったのですが、翌朝になると症状がひどくなった。薬効は切れているはずなのですが......」
 

●副作用に苦しむ日々

 ここから地獄が始まった。胸の痛みにとどまらず、恒常的に首や背中に鈍痛が走り、満足に仕事もできない。食欲はなくなり、体重は2週間で3~4キロ落ちた。
たまらず病院に駆け込んだが、血液検査やレントゲンの結果は「問題なし」。症状を訴えても内科の医師は「様子を見ましょう」と言うだけで、薬の処方もなかった。
 
 時間が経過しても上半身の不快感や痛みはひどくなるばかり。事情が事情だけに家族や知人に相談できず、精神的にも追い詰められた。
「藁にもすがる思いで健康関連の本やサイトとにらめっこしました。その過程で、循環器系に問題がないとすれば消化器系ではないかとひらめき、胃や食道が悪いと上半身にさまざまな症状が出ることがあると知ったのです」
 別の病院で内視鏡検査などを行った結果、「逆流性食道炎」と診断された。胃酸や十二指腸液が食道に逆流することで、食道の粘膜を刺激して炎症を引きおこす疾患だ。
症状は一般的に胸やけやげっぷ、胸部不快感などだが、悪化すると上半身の激しい痛みを引き起こすことがあるとされる。
 
 治療薬を服用後、1カ月ほどでなんとか症状は癒えた。しかし、今でも不摂生が続くと再発するという。
「後ろめたさもあって医師には詳しく説明しなかったので、結局、錠剤との因果関係は不明です。よからぬ体のスイッチが入ってしまったのでしょうか。いずれにしろ、あの時に摂取しなければ......という自責の念に駆られます」
 
 2006年に製薬会社のファイザーが行った調査によれば、偽ED治療薬は世界69カ国で販売され、その量は本物の2.5倍にも上るという。ED治療薬を販売しているファイザー(バイアグラ)、バイエル薬品(レビトラ)、日本イーライリリー、日本新薬(シアリス)、日本新薬の4社が09年に行った偽ED治療薬の実態調査では、偽造薬が販売されていると報告のあった日本国内とタイでそれぞれ30サイトずつ、合計60サイトでバイアグラ、レビトラ、シアリスを購入し、含有成分について分析を行った。その結果、全体の55.4%が偽造だった。
 医療関係者は「人間は根拠もないのに『自分が入手した物だけは大丈夫』と思い込んでしまいますが、医師に処方してもらった薬以外はすべてリスクがあります。特に偽のED治療薬には、どんな不純物が混入しているかわかりません。安易な手出しは厳に慎むべきです」と警鐘を鳴らしている。
(文=チーム・ヘルスプレス)

2016年7月8日金曜日

子どもにもロコモ!?

みなさん、こんにちは!ご機嫌よろしゅうございます。

久しぶりの更新です。
この記事を読んで衝撃を受けました。子供たちの運動能力が年々落ちているというのは知っていましたが、さすがにここまでとは思っていませんでした。
本来、高齢者が気を付けるべきものであるはずのロコモティブシンドローム。それが子どもにも起こっているというのは、はっきり言って異常です。
たしかに、私が子どもの頃と比べると外で遊んでいる子どもが少なく、スマホゲームやテレビゲームをしている小さな子供もどんどん増えているように感じます。
親や周りの大人たちがこぞって、どこでもやっているのだから、子どももやりたがるのは当たり前ですね。

子どもたち...ひいては日本の将来が心配になります。



子どもにも介護が必要?
子ども世代に忍び寄る「ロコモティブシンドローム」とは?


【ビジネスジャーナル初出】(2014年9月)
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画像「Shutterstock」より
 2007年、日本整形外科学会は超高齢化の進む日本の将来を見据えて、「ロコモティブシンドローム(略称ロコモ)」という概念を提唱した。
ロコモティブシンドローム(運動器症候群)とは、筋肉、関節、軟骨、椎間板などの運動器に障害が起こり、歩行や日常生活に支障をきたしている状態をいう。
 
 人は誰しも加齢によって、さまざまな運動器が衰えていく。そして、その進行に気づかずにいると、いずれは介護が必要な状態になる。つまり、ロコモティブシンドロームは、高齢者に多く見られる症状であり概念であった。
 ところが、最近、子どもの間でもロコモティブシンドロームが危惧されている。腰や関節が痛くて「かかとをつけてしゃがめない」「両手を同時に真っすぐ伸ばして上げられない」などという子どもが増えているのだ。
 
 文部科学省が行なっている「体力・運動能力調査」によると、子どもの体力や運動能力は昭和60(1985)年頃から低下傾向を示している。
 子どもたちの体力や運動能力が低下する以前の昭和56(1981)年の11歳と、平成24(2012)年の11歳を比べてみよう。両者の年齢差は、およそ30歳。いわゆる親子ほどの世代差である。身長は「平成っ子」のほうが「昭和っ子」より男女とも約2cm高く、男子145.0cm、女子146.9cmだ。それにもかかわらず、ソフトボール投げは「平成男子」は「昭和男子」よりも5.2m短い29.6m、平成女子は3.4m短い17.4m。50m走は昭和男子も平成男子も8.8秒で変わらず、平成女子は昭和女子より0.1秒遅い9.1秒になっている。
 
 ちなみに学校の卒業アルバムを製作するカメラマンによれば、撮影の時に子どもたちのいすの座り方や姿勢の悪さ、いわゆる「背中ぐにゃ」が目立つようになったのは、昭和50年代後半からだという。

●子供たちがロコモ予備軍になっていないか? 親がチェックしてあげよう!

 では、自分の子供たちがロコモになる危険性があるか否かをチェックしてみよう。日々の暮らしの中で次のようなことはないだろうか。
□家の中でつまずいたり、すべったりする
□片足立ちで靴下が履けない
□階段を上るときに手すりが必要
□掃除機など少し重い道具を使う家事がつらくなった
□買い物などで2kg程度の荷物を持つのがつらい
□15分程度の徒歩での移動が困難
□一般的な横断歩道を青信号で渡り切れない

 
上記のいずれかの項目に当てはまる人は、ロコモ予備軍。すぐに対策を立てたほうがいい。
 そもそも中高年になってからのロコモを防ぐ一番の方法は、若いうちからの運動習慣をつけることだというが、中高年だけでなく、子どもたちでも日常的に体を動かすことを心掛けたい。
最近の子どもたちは外遊びをしないので、ロコモに陥る確率が高くなる。積極的に外遊びやスポーツをしよう。
 
 また、ロコモ予防には食生活からのアプローチも大切。中高年の男性2人に1人、女性5人に1人はメタボリックシンドローム、またはその予備軍といわれている昨今、子どもの肥満も問題になっている。肥満は体重を支える腰や膝に負担をかける。
もちろん、ダイエットなどで栄養が不足すると、骨や筋肉の量が減少し、これもまた、ロコモを招く要因になる。食事は栄養バランスを考え、1日3回を基本にしたい。
 現代っ子はスナック菓子や甘いドリンクなどを好むが、これも脂肪や糖分の過剰摂取になる。
また、間食の摂り過ぎは基本的な食事習慣を阻み、栄養バランスを崩すことにもなる。ロコモ対策は基本的な生活習慣がポイント。今の日本人の生活習慣は確かに乱れているともいえる。
(文=チーム・ヘルスプレス)